ケジラミ症

ケジラミ症は、ケジラミという吸血昆虫が原因となります。シラミには、頭部に寄生するアタマジラミ、衣類に寄生するコロモジラミ、主として陰毛に寄生するケジラミの3種があり、その感染者数は、増加傾向にあると言われています。

ケジラミは、主に陰毛に寄生し、皮膚から血を吸います。症状は激しいかゆみです。

最初は、1~2匹寄生するだけですが、これが卵を産み、数を増やしてゆきます。個体数が増えるにしたがい、かゆみも増します。

シラミ類は、肉眼でも確認できます。特に、毛ジラミは、そのカニに似た姿から、同定しやすいようです。

感染について

感染経路は、主に陰毛どうしの接触です。単純な接触で簡単に感染しますので、性行為によって相手も簡単に感染します。

陰毛のほかに、肛門周囲、わき毛、胸毛などの体毛や、時には頭髪やひげ、睫毛にも寄生することがあります。

接触によって簡単にうつるため、性行為以外に毛布やタオルなどから感染することがまれにあります。

症状について

《男女共通》症状は、男女ともに、感染部の激しいかゆみになります。ひどくなると、我慢できないほどのかゆみとなると言われています。また、かゆみはありますが、皮膚症状はありません。下着に赤茶色の点状のしみを確認したら、ケジラミの感染の可能性が高くなります。

皮膚症状はありませんが、あまりにもかゆみが激しくなると、掻き傷ができたりします。また、この傷から、ブドウ球菌などの二次感染が起こることもあります。

検査について

患部の視診にて、ケジラミの個体、もしくは卵を確認することになります。

初期症状は、むずかゆさ程度ですが、感染後3~4週間も経つと、かゆみがどんどんひどくなります。かゆみがわずかであっても、ケジラミが発見されれば、治療が必要です。

治療について

寄生したケジラミの確認、同定が必要のため、病院を受診しましょう。受診する科は、男性であれば、泌尿器科、性病科、皮膚科、女性であれば、婦人科(産婦人科)、性病科、皮膚科になります。

ケジラミの治療には、最も効果的なのは、毛を剃ることです。ケジラミは、毛がないと生きていけないのです。また、卵を毛の根元付近に産みつけ、固定するので、卵を処置するためにも、剃毛が最も確実なのです。

剃毛できない場合は、シラミ駆除効果のあるスミスリンパウダーやスミスリンシャンプーを2週間ほど使います。また、目の細かい櫛で陰毛をすくことで、卵を除去するという物理的な方法も併せて行うとよいでしょう。

ケジラミと卵の駆除が完了し、かゆみがなくなったら、治療は終了です。感染しやすいため、性行為の相手も同時に治療するようにしてください。

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