尖圭コンジローム

尖圭コンジロームの病原菌は、ヒトパピローマウイルス6、11型などです。

性器周辺に米粒大から指先くらいの大きさの特徴的なイボができます。イボが多数集合し、トサカ状、あるいはカリフラワー状になります。

自然治癒が多いとされていますが、型によっては、悪性化することもあります。尖形コンジロームを引き起こすのは、6、11 型で、低リスク型と呼ばれます。子宮頚癌の原因となるのは、16、18、31 型などで、高リスク型と言われます。

また、治療は、イボに対する対症療法のみとなりますので、治療後もウイルスが体内に残っている可能性は否定できません。

日本では、年間10万人あたり30人ほどの感染者がいますが、この10年ほどの間で増加傾向にあります。また、女性の割合が増えています。女性の場合は、母子感染の危険性もありますので、注意が必要です。

感染について

感染経路は、感染者の粘膜との接触であり、あらゆる性行為で感染する可能性があります。また、傷口からウイルスが体内に侵入し、発症することもあります。

ごく稀なケースとして、手指を介して子供にうつることがあります。

妊婦は、出産時の母子感染を防ぐためにも、妊婦検診を受けてください。

症状について

《男性》主に、陰茎、亀頭、包皮の内側、陰のうなどに発症します。尖圭コンジロームは、うすピンク色または茶色のイボが特徴的な症状であり、多数集合してニワトリのトサカ状、あるいはカリフラワー状と言われるようなイボができます。痛みはほとんどありません。触ると出血したり、悪臭のある汁がでたりします。

その他の発症部位としては、肛門とその周辺、尿道口のあたりにも見られることがあります。

また、このイボがなくても、ヒトパピローマウイルスに感染していることもあります。

《女性》主に、大小陰唇、膣前庭、膣、子宮頸部などに発症します。尖圭コンジロームは、うすピンク色または茶色のイボが特徴的な症状であり、多数集合してニワトリのトサカ状、あるいはカリフラワー状と言われるようなイボができます。痛みはほとんどありません。触ると出血したり、悪臭のある汁がでたりします。

その他の発症部位としては、肛門とその周辺、尿道口のあたりにも見られることがあります。

また、このイボがなくても、ヒトパピローマウイルスに感染していることもあります。

《男女共通》オーラルセックスによる口腔内の感染が増えています。

検査について

男女とも、病変部(イボができている箇所)から、ウイルス感染細胞を綿棒などで採取して検査を行います。また、イボが特徴的なので、視診での診断も行います。症状がでていれば、検査可能です。男性は、似たような症状を呈するフォアダイスや真珠様陰茎小丘疹がありますので、自己判断をせずに、病院で診断を受けるようにしましょう。

発症までの潜伏期間は長く、3週間から8ヶ月となります。

治療について

イボの症状が出ている場合は、早めに受診してください。男性であれば、泌尿器科、性病科、皮膚科、女性であれば、婦人科(産婦人科)、性病科、皮膚科を受診します。

コンジロームの治療としては、このできてしまったイボを取り除くことしかできません。切除、レーザー蒸散法、電気メスによる焼灼法や液体窒素による凍結法があります。また、軟膏を塗って治療することもあります。

イボを取り除いた後でも、ウイルス自体は体内に残っている可能性が高いため、再発率は、治療後3ヶ月以内で約25%と言われています。この3ヶ月間は、経過観察をして、再発した場合は、すぐに治療を再開してください。

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